
元銀行員のメロン夫人です。



元知識ゼロのポテト男爵です。
この記事は意見の分かれるS&P500とオルカンどちらを選べばよいかを解説します。
- どっちを選ぼうか迷っている
- そもそも何が違うの?
そう思っている方の参考になれば幸いです。
S&P500かオルカンか…私も最初は迷いました
正直、投資を始めたばかりのころは「S&P500?オルカン??」と頭の中がハテナだらけでした。
ネットや本では「米国株こそ最強!」という人もいれば「いや、全世界に分散すべきだ」という人も。
どちらも良さそうに見えるけど、何が違うのか?どっちを選べば安心なのか?
情報の海に溺れていた私ですが、データを見て整理したときにようやく霧が晴れました。
今回はその内容を「初心者でも楽しく読める」ようにまとめました。
読み終えたときに「あ、自分はこっちだ」と思えるようにお届けします。



みんな意見が違う!
何を選べばいいの?
結論:スピード派はS&P500、安定派はオルカン
- 資産の成長スピードを重視するならS&P500
- 安定してコツコツ育てたいならオルカン
どちらも長期投資に向いていますが、性格や目的によって相性が変わります。
数字で見る!2つの投資先の素顔
項目 | S&P500 | オルカン(全世界株式) |
---|---|---|
投資対象 | 米国大型株500社 | 50か国以上・2,500社以上 |
過去20年平均年リターン | 約9〜10% | 約8〜9% |
値動きの大きさ | やや大きい | 少し穏やか |
最大下落幅 | −51% | −56% |
上位10社の比率 | 約36% | 約25% |
メリットとデメリットをわかりやすく
S&P500のいいところ
- 米国経済の成長を丸ごと取り込める
- AppleやMicrosoftなど世界を動かす企業を抱えている(※2025年9月現在)
- 成長期には資産がぐんぐん伸びる
S&P500の気をつけたいところ
- 米国に集中しているので、不況時は下落幅が大きい
- 円高ドル安のときには、資産の評価額が目減りする
例:1ドル=120円のときに買った投資信託は、後に1ドル=100円になると、円換算での資産額が減ってしまう
オルカンのいいところ
- 世界中に投資するから一極集中リスクを避けられる
- 米国だけでなく、日本・欧州・新興国の成長も取り込める
- 為替も米ドルだけでなくユーロや円など複数通貨に分散される
オルカンの気をつけたいところ
- 米国が好調な時はS&P500にリターンで劣ることも
- 世界同時不況ではS&P500と同じくらい下落する
- 米国株の比率が高いため、円高ドル安の影響は受ける
ただしユーロや円など他の通貨も含まれるので、リスクはS&P500より少しだけ分散されている
イメージで理解!ステーキ派?ビュッフェ派?
S&P500は「アメリカ産の肉厚ステーキ」。
肉厚で旨みが濃いけれど、産地にトラブルがあれば影響大。
オルカンは「世界の料理を集めたビュッフェ」。
いろいろな味を少しずつ楽しめ、偏りがありません。
一部の料理がイマイチでも、他の料理がカバーします。
こんな人はS&P500向き
- 米国の将来性を強く信じている
- 値動きに多少振り回されても成長力を重視したい
- 「スピード感ある成長」を楽しみたい
こんな人はオルカン向き
- 世界全体の安定した成長に乗りたい
- リスクを分散して安心したい
- コツコツ積み立てていくのが好き



我が家はS&P500もオルカンもどちらも投資しています。
最後に:迷ったら少額で体験してみよう
数字やデータで比較すると違いは見えてきます。
でも、本当に大事なのは「自分の性格に合っているかどうか」。
私自身も、頭で考えるより少額で始めたことで「あ、こっちの方が落ち着く」と実感できました。
S&P500もオルカンも、長期的には資産形成の強い味方。
迷うなら小さく試して、経験から選ぶのも立派な方法です。
あなたの投資ストーリーが、ここから始まります。
免責事項
本記事は筆者の個人的な体験談に基づいて執筆したものです。
特定の金融商品を推奨するものではありません。
投資には元本割れのリスクがあり、最終的な判断はご自身でお願いいたします。
本記事の内容により生じた損害について、筆者は責任を負いかねます。



