
元銀行員のメロン夫人です。



元知識ゼロのポテト男爵です
この記事は、
- 投資信託を売るタイミングがわからない
と感じている初心者の方に向けて書いています。
これから投資を始める方にも、すでに始めた方にも、ヒントになれば幸いです。
ポテト男爵は投資信託を始めたばかりの頃、「いつ売ればいいのか」が最大の悩みだった。メロン夫人も同じ問いを抱えていた。今回はその答えを、私たちの経験とともに整理します。
投資信託の「売るタイミング」とは?
投資信託を売るタイミングに正解はない。でも判断基準を持てばブレずに対応できる。
初心者でも理解できる3つの売却判断基準を紹介する。
なぜ売り時がわからないのか
「もっと上がるかも」「今がピークかも」
そう思いながら売れずに迷う人は多い。
「売った後にもっと上がったら嫌だな」
でも「売らずに下がっても後悔するかも」
そんな気持ちも、売り時を難しくする原因だ。
売り時がわからない最大の理由は、今が最高値か誰にもわからないから。
過去のチャートは見えるが、未来は誰にも読めない。
人は「利益を逃すこと」に強く反応する。これを「損失回避の心理」と呼ぶ。
だからこそ、「売った後にもっと上がったら嫌だな」という思いが、行動を止めてしまう。
でも、完璧な売り時を当てるのはプロでも難しい。
その前提に立つことで、冷静な判断がしやすくなる。



少しでも利益の大きいところで売却したいよね
【基準1】目的を達成したときが売り時
投資の目的が達成されたら、迷わず売却してOK。
目標が明確であれば、売り時も明確になる。
たとえば、住宅購入資金や教育費、FIRE後の生活費、老後の生活費など、使い道が決まっている場合は迷わない。
【基準2】利益確定・損切りのルールを決めておく
投資信託を売るべきか迷うとき、利益と損失のラインをあらかじめ決めておくと冷静になれる。
たとえば「買ったときより+20%になったら半分売る」「−15%下がったら一度売却を検討する」など、自分なりの基準を持つと判断がしやすい。
利益確定は「もっと上がるかも」と欲が出る場面。損切りは「そのうち戻るかも」と希望的観測に頼ってしまいがち。
どちらも感情を挟むと判断を誤るので、「数字で決めておくこと」がカギになる。
加えて、ファンドの運用状況や市場の動向など、明確な根拠をもとにした判断も大切になる。
売却のルールを自分で決めることで、感情に振り回されない投資ができる。



我が家は、老後まで売らないがルールです。
【基準3】ポートフォリオの見直し時
年齢やライフステージの変化したときは、売却して再調整するタイミング。
変化に合わせて、リスクを抑える方向への調整も必要。



老後は試算しつつ現金の比率が増えてくるかなと思ってます。
売却判断の注意点
- 感情で売らない:報道やSNSに流されない
- 税制度を確認:NISAなどの期限に注意
- 手数料を把握:売却時のコストも考慮
- 一括で売らず分散:タイミング分散でリスク軽減
売却のタイミングに迷ったときは、感情よりも明確な根拠をもとに判断しよう。
数値や事実に基づいた決断は、後悔を減らす大きな武器になる。



根拠を持って自分で考えることが大切ですね。
最高値で売りたい気持ちにどう向き合う?
「もっと上がるかも」で売らず、「売っておけばよかった」と後悔する。これは多くの人が陥るピーク幻想だ。
現実には、最高値は後からしかわからない。プロの投資家でさえ、完璧な売却タイミングを見極めるのは難しい。
大切なのは「完璧」より「納得」できる売り方。たとえば、あらかじめ利益目標を決めたり、段階的に売却する方法もある。
感情に左右されず、自分ルールに従うことで、後悔の少ない投資ができるようになる。
売るのではなく「取り崩す」という選択肢もある
実は、投資信託の出口戦略としては「一括で売る」よりも、「毎月少しずつ取り崩す」方が合理的。
とくに老後資金として使う場合は、生活費として定期的に現金化する「定率取り崩し」や「定額取り崩し」が主流の方法だ。
このやり方なら、相場の上下に一喜一憂せずに済む。
売却のタイミングをピンポイントで当てる必要がなく、心理的な負担も少ない。
しかも、取り崩しても残った資産はそのまま運用が続く。
資産全体を一気に現金化するよりも、効率よくお金を使える。
ポテト男爵とメロン夫人も、将来は「取り崩し前提の運用」にシフトする予定だ。
特に老後の生活資金として使うなら、資産が枯渇しないような取り崩し方を考える必要がある。
たとえば「4%ルール」のような考え方を参考にすれば、資産を長く持たせながら生活に使うことも可能だ。 投資信託は「いつ売るか」よりも、「どう使うか」を考えることが大切。
まとめ:投資信託を売るべきか迷ったら
投資信託の売り時に絶対の正解はない。
でも「目的」「利益と損失の基準」「資産配分の見直し」の3つを意識するだけで、判断は格段にしやすくなる。
最高値を狙うより、自分が納得できる形で利益を得よう。
ポテト男爵とメロン夫人も、完璧を目指すより納得を大切にしている。
あなたの投資信託、そろそろ見直してみませんか?
一番大切なのは、人の意見ではなく、自分で考えて、自分で決めること。
その積み重ねが、投資の力を育ててくれる。



