自由な未来を作る、わたしたちのお金と暮らしの話

「65歳まで働きたくない」夫婦が選んだ、現実的なFIREの道

元知識ゼロのポテト男爵です。

元銀行員のメロン夫人でです。

この記事では、なぜ我が家がFIREを目指すことになったかを紹介します。

  • 定年まで働き続けるのはつらい
  • FIREって一部のお金持ちにしかできないんじゃないの?

そう思っている方の参考になれば幸いです。

目次

すり減った生活に見えた活路

「このまま65歳まで働き続けるのか?」
車のハンドルを握るポテト男爵は、いつも通勤中で思います。
朝はまだ暗く、帰りは夜。心も体もすり減っていく日々。
休みは寝て終わり。
家族の笑顔に触れる時間も減ってきました。

このまま定年まで働き続ける未来が見えない…


そんなある日、SNSで目に入った言葉が「FIRE」でした。

FIREの種類まとめ|5つのスタイルを徹底解説

FIRE(ファイア)って聞いたことありますか?
FIREとは「経済的自立と早期リタイア」のことです。
簡単に言えば、「お金にしばられない自由な暮らし」のことです。
毎月の生活費を、働かずに資産のチカラでまかなう。
そんな夢のような仕組みを目指す考え方です。


一口にFIREと言っても、仕事をやめるタイプとやめないタイプがあります。

細かく言うとさらに以下の5つのタイプに分けられます。

1. ファットFIRE(仕事をやめる)

  • 意味:ゆとりある生活費を前提にしたFIRE。
  • 特徴
    • 贅沢や旅行なども楽しめる
    • 必要資産額は大きいが、生活の満足度も高い
  • :生活費600万円 → 必要資産1億5,000万円(4%ルールを参考にすると)

💡「4%ルール」…支出を資産の4%までに抑えれば、理論上は減らずに暮らせるという考え方。

みんながイメージするFIREはこれだね。

2.リーンFIRE(仕事をやめる)

  • 意味:生活費を極限まで下げて少ない資産でFIRE。
  • 特徴
    • ミニマリスト的な暮らしが前提
    • 必要資産額が少ないため早期達成しやすい
  • :生活費150万円 → 必要資産3,750万円

3.サイドFIRE(仕事をやめない)

  • 意味:資産収入+労働収入で生活するスタイル。
  • 特徴
    • 「生活費の一部を働いて補う」セミリタイア的な形
    • 資産額が少なくても現実的に実現できる
  • :生活費25万円 → 資産収入15万円+仕事10万円

4.バリスタFIRE(仕事をやめない)

  • 意味:資産収入+「やりたい仕事」で生活するスタイル。
  • 特徴
    • 生活費のためというより、楽しみ・やりがいのために働く
    • 「好きな仕事をゆるく続けながら資産収入を補う」形

5.コーストFIRE(仕事をやめない)

  • 意味:若いうちに必要資産を投資済みにして、その後は生活費だけ稼ぐスタイル。
  • 特徴
    • 投資は複利で勝手に育つため、老後資産の不安が消える
    • 「もう積立しなくていい安心感」を得られる
  • :30歳で2,000万円投資 → 65歳には必要額に成長

完全に仕事辞めて悠々自適に暮らすの憧れるよね

でも完全に仕事をやめる以外にもこんな選択肢もあるんだね

働かないタイプのFIREは無理でも、働くタイプのFIREなら現実的に目指せる理由

我が家はファットFIREやリーンFIREではなく、比較的資産が少なくても目指せる、サイドFIRE、バリスタFIREを目指しています。

なぜなら、

1.必要な資産がグッと減る

たとえば、月30万円の生活費が必要な場合。

4%ルールに基づくと

  • ファットFIREやリーンFIREだと年360万円→必要資産は約9,000万円
  • サイドFIREやバリスタFIREで月15万円だけ働ければ→必要資産は約4,500万円

半分で済む。だから目指しやすいのです。

2.働き方の自由が広がる

「少し働く」のが前提なので、

  • 在宅ワークで朝ゆったり
  • 得意を活かした副業でやりがい
  • 週3日勤務で自分の時間も確保

「生活のため」ではなく「自分のため」に働けるようになります。

働かないタイプのFIREした人も結局、働き始める人も多いみたい

3.心にも暮らしにも余白ができる

働かないFIREは、資産を減らし続ける不安もあります。

でも働くFIREなら、働ける選択肢がある安心感があります。

  • 趣味や学び直しの時間が持てる
  • 体調が悪いときは休める
  • 資産が増える安心感もある

無理のない暮らしが、心のゆとりにつながります。

まとめ:あなたに合ったFIREを選ぼう

FIREにはいろいろなスタイルがあります。

全部やめる必要はありません。
全部頑張る必要もありません。
少し働く。
少し休む。
少し先を見つめる。

私たち夫婦も、2021年からゆるくコツコツ投資を続けています。
メロン夫人は「週3日だけ働いて、あとはのんびりしたい」と笑います。
ポテト男爵も「好きなことを好きなだけしたい」思っています。

目指すのは、資産1億円ではありません。
すがすがしく起きられる朝、笑顔で迎えられる夕方。
まずは、「どんなふうに働いて、どんなふうに暮らしたいか?」から考えてみませんか?
その答えが、あなたのFIREのかたちになるかもしれません。

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