
元銀行員のメロン夫人です。



元浪費家のポテト男爵です。
この記事では、FIREを目指すにはいくら必要なのかを、初心者向けにやさしく整理します。
FIREって何千万円必要って聞くけど、本当?
自分はいくらを目安に考えればいいのかわからない
フルFIRE、サイドFIRE、コーストFIREで必要額は変わるの?
そんな方の参考になればうれしいです。
FIREに必要なお金は人によって違う
最初に大事なことを言うと、
FIREに必要なお金に、みんな共通の正解はありません。
なぜなら、必要なお金は
- どんな暮らしをしたいか
- どのFIREを目指すか
- どれくらい働くつもりか
- 生活費がいくらか
で大きく変わるからです。
SNSなどで
「FIREには1億以上必要」
「3000万円でも可能」
といった話を見かけることがあります。
でも実際には、その数字だけをそのまま信じるのは危険です。
大事なのは、
一般論の金額を見ることではなく、自分の生活費から考えること
です。


まずは「年間支出」を出す
FIREに必要なお金を考えるとき、最初の出発点は
年間支出
です。
ここがあいまいだと、必要額もあいまいになります。
たとえば、毎月の生活費が25万円なら、
25万円 × 12か月 = 年間300万円
になります。
まずはこのように、
自分や家族が1年暮らすのにいくら必要か
を把握することが大切です。
ここでいう生活費は、単なる食費や光熱費だけではありません。
- 住居費
- 食費
- 水道光熱費
- 通信費
- 保険
- 車関連
- 日用品
- 交際費
- 趣味や娯楽
- 税金や社会保険
- 特別費
なども含めて、なるべく現実に近い形で見るのがポイントです。
FIRE後に、支出が増える部分・減る部分もイメージする
FIRE後の暮らしをイメージするときに大事なのは、
今と全く同じ支出になるとは限らない
ということです。
例えば、減りそうなもの
- 通勤交通費
- 仕事後の付き合い飲みや外食
- 仕事用のスーツやカバン、化粧品代など
逆に増えそうなもの
- 趣味や旅行に使うお金
- 平日昼間にカフェで過ごす回数
- 健康づくりや学びにかけるお金
などなど。
我が家の場合は、
- 仕事由来の支出が少し減る
- 代わりに、旅行や趣味にお金をかけたい
と考えているので、
- 今:年間支出 350万円
- FIRE後:年間支出 350万円くらい
実際はそんなに大きくは変わらないと考えています。
ただ、今後の物価上昇や、子ども・親の介護などのライフイベントもありうると思うので、
余裕をもって「年間500万円」を目安としています。
ここは「絶対この数字!」と決めるのではなく、
このくらいなら、自分たちらしく暮らせそう
と感じるレンジを置いておくだけで十分です。
なぜ「年間生活費」が基準になるのか
FIREは、ざっくり言えば
その生活費を、資産や収入でどう支えるか
という考え方です。
だから必要額を考えるときは、
最初に「いくらで暮らすのか」を決めないと話が始まりません。
たとえば同じFIREでも、
- 年間200万円で暮らす人
- 年間350万円で暮らす人
- 年間500万円で暮らす人
では、必要な資産は大きく変わります。
フルFIREは「支出のほぼ全部」を資産で支える
フルFIREは、
支出のほぼすべてを資産で支える形
です。
そのため、3つの中では必要額がもっとも大きくなりやすいです。
ここでよく使われる考え方が、いわゆる4%ルールです。
これは、
「年間支出の25年分くらいの資産があれば、取り崩しながら生活できる目安になる」
という考え方です。
たとえば、
- 年間生活費200万円 → 約5000万円
- 年間生活費300万円 → 約7500万円
- 年間生活費350万円 → 約8750万円
- 年間生活費400万円 → 約1億円
というイメージです。
もちろん、これはあくまで目安です。
将来の相場や物価、税金、生活の変化まで完全に読めるわけではありません。
それでも、フルFIREを考えるときの
ざっくりした基準
としてはよく使われます。
サイドFIREは「不足分だけ」を考えればよい
サイドFIREは、
生活費の一部を資産で支え、残りを働いて補う形
です。
そのため、フルFIREより必要額をかなり抑えやすいです。
考え方はシンプルです。
まず年間支出を出します。
次に、働いてどれくらい収入を得たいかを考えます。
その差額を、資産で支えるイメージです。
たとえば、
- 年間生活費300万円
- 軽く働いて年間150万円は稼ぎたい
なら、残りの150万円を資産からまかなえばよいことになります。
この場合、4%ルールで考えると、
150万円 ×25= 約3750万円
が1つの目安になります。
つまりサイドFIREでは、
生活費の全額ではなく、不足分だけを資産で支えればよい
ので、必要額が現実的になりやすいです。
コーストFIREは「老後資金の土台」が目安になる
コーストFIREは、少し考え方が違います。
コーストFIREでは、
今の生活費を資産でまかなうことは前提にしません。
今の生活費は働いて支えながら、老後に必要なお金の土台を先に作る考え方です。
つまり見るべきなのは、
「今いくら必要か」ではなく、
老後までに育っていてほしい金額
です。
たとえば、
- 老後に必要な資産を6000万円と考える
- それを65歳までに育てたい
- 今30代なら、残り30年近く運用できる
という場合、今の時点で6000万円が必要というわけではありません。
時間をかけて増える前提で、
今いくらの元本があれば、将来そのくらいに育ちそうか
を考えていきます。
この考え方では、時間が味方になります。
そのぶん、今すぐ大きな自由を得る形ではありませんが、老後不安を減らしやすいのが特徴です。
必要額は「どのFIREを目指すか」で変わる
ここまでを整理すると、必要額の見方はこうなります。
フルFIRE
年間生活費のほぼ全部を資産で支える
→ 必要額はもっとも大きい
サイドFIRE
年間生活費のうち、不足分だけを資産で支える
→ フルFIREより必要額を抑えやすい
コーストFIRE
今の生活費ではなく、老後資金の土台を先に作る
→ 考えるべき金額の意味が少し違う
なので、
FIREにいくら必要か
を考えるときは、先に
どんな形を目指すか
がある程度見えていたほうが整理しやすいです。
生活費を下げると必要額も下がる
FIREの必要額を見て、
「こんなに無理だ」
と感じる人も多いと思います。
でも、必要額は投資額だけで決まるわけではありません。
生活費を下げれば、必要額も下がります。
たとえば、4%ルールで考えると、
- 年間生活費300万円 → 約7500万円
- 年間生活費250万円 → 約6250万円
で、差は1250万円になります。
つまり、毎年50万円生活費が違うだけでも、必要資産にはかなり大きな差が出ます。
これは逆に言うと、
FIREを考えるうえでは
資産を増やすことと同じくらい、暮らしを整えることも重要
ということです。


ただし、必要額を下げるために無理をしすぎなくていい
ここは大切です。
必要額を下げようと思うと、
どうしても「もっと削らなきゃ」と考えやすくなります。
でも、無理をしすぎると長続きしません。
- 我慢ばかりの生活になる
- 途中で反動が来る
- FIRE後の生活が楽しくなさそうになる
これでは本末転倒です。
大切なのは、
自分たちにとって無理の少ない生活費を見つけること
です。
ただ安くするのではなく、
納得して続けられる暮らしに整えることが大事です。
FIREに必要なお金は「一発で決めなくていい」
必要額を考え始めると、
「最初に正確な目標額を決めなければ」
と思いがちです。
でも実際は、最初からぴったり決めるのは難しいです。
なぜなら、
- 今後の収入が変わるかもしれない
- 家族構成が変わるかもしれない
- 暮らしの価値観も変わるかもしれない
- 目指すFIREの形も変わるかもしれない
からです。
なので、最初は
ざっくりした目安
で十分です。
たとえば、
- 今の生活費ならフルFIREはこのくらい
- サイドFIREならこのくらい
- まずはこのラインを目指してみる
という形で、仮の目標を置いておけば十分です。
目標額は、あとから見直しても大丈夫です。
まず考える順番はこの3つ
FIREの必要額を考えるときは、次の順番で整理するとわかりやすいです。
1. 年間生活費を出す
まずは、今の自分たちが暮らすのにいくら必要かを知る
2. どのFIREを目指すか考える
フルFIRE、サイドFIRE、コーストFIREで考え方が変わる
3. ざっくり必要額を置く
最初から正確さを求めず、目安として置く
この順番で考えると、
必要額がただの大きな数字ではなく、
自分の暮らしとつながった数字として見えやすくなります。
まとめ|必要額は「生活費」から逆算して考える
FIREにいくら必要かは、人によって違います。
大切なのは、誰かの金額をそのまま真似することではなく、
自分の生活費から逆算すること
です。
考え方を整理すると、
- まず年間支出を出す
- どのFIREを目指すか考える
- その形に合わせて必要額の目安を置く
という流れになります。
フルFIREなら生活費のほぼ全部を資産で支えるので、必要額は大きくなりやすいです。
サイドFIREなら不足分だけを考えればよいので、必要額を抑えやすいです。
コーストFIREなら老後資金の土台を先に作る考え方になります。
そして、必要額は一度決めたら終わりではありません。
暮らしや考え方に合わせて、少しずつ見直していけば大丈夫です。
焦らず、自分たちに合う数字を考えていきましょう。
免責事項
本記事は筆者の個人的な体験談に基づいて執筆したものです。
特定の金融商品を推奨するものではありません。
投資には元本割れのリスクがあり、最終的な判断はご自身でお願いいたします。
本記事の内容により生じた損害について、筆者は責任を負いかねます。


